運動不足の方へ


健康と長寿につながる手軽にできる行動メニュー!
みんなで実践してみよう!
運動不足編
-
座りっぱなしでいない。
1時間に1回は立ち上がる。座りっぱなしの時間が長いと、血流や代謝が低下し、生活習慣病のリスクが高まるといわれています。デスクワークやテレビの合間に、立ち上がって背伸びをしたり、軽く歩いたりするだけでもOK。「座り続けないこと」も、健康づくりの大切な一歩です。
-
体を動かす時はプラス10分。
歩幅はプラス10cm。まずは、今より10分多く体を動かすことから初めてみましょう。いつもより歩幅を10cm 大きくすることを意識するだけでも、運動効果が高まるといわれています。股関節の柔軟性が高まり、日常の動作がスムーズに。骨盤まわりのインナーマッスルが鍛えられ、下腹の引き締めにもつながります。
-
子供と体を動かして遊ぶ。
ワイワイ盛り上がる。屋外で鬼ごっこや縄跳び、キャッチボー ル、リフティングなどをして競いあった り、家の中でもダンスやエクササイズ系 のテレビゲームで盛り上がったり。子どもと一緒にからだを動かして、仕事の疲れを楽しく解消!親子のコミュニケー ションも深まります。
-
家事をエクササイズ化。
キビキビ、大きく動く。毎日の家事も、ちょっとした工夫で立派な運動に。掃除機をかける、洗濯物を干す、床を雑巾がけするなど、身体を大きく動かしてみましょう。リズミカルな音楽をBGMに、フィットネス感覚でキビキビ動けば、気分もスッキリ。家の中も体もすっきり整う、一石二鳥の時間にしてみましょう。
すきま時間でストレッチ。
少しの時間を有効活用。テレビを見ながら、歯をみがきながら、ちょっとした時間に体をゆっくり動かしてみましょう。肩や背中を伸ばしたり、深呼吸をしながらストレッチするだけでも、気分がほぐれてリラックス効果が期待できます。無理なく続けられるので、運動が苦手な人にもぴったりの習慣です。
糖尿病・高血圧症・脂質異常などのリスク!
暮らしの中で体を動かす工夫を
男性(20〜60歳)のBMI全国平均値は23.8。青森県の男性はそれを上まわる24.5と、全国で4番目の肥満レベルにあります。女性(40〜69歳)も全国平均値22.6に対して23.2で、全国5位という高水準※2。糖尿病や高血圧、脂質異常症などさまざまな病気を引きおこす肥満。毎日の暮らしの中に運動の要素を取り入れる工夫を心がけましょう。
※1 体重と身長から算出される肥満度を表す体格指数より ※2 厚生労働省「平成28年国民健康・栄養調査報告」より
監修

[プロフィール]
青森県立保健大学 健康科学部 栄養学科 助教
管理栄養士
千葉 綾乃 氏
食行動などを通じた健康づくり、とくに体重管理や肥満予防に関する研究を行っている。管理栄養士としての実務経験も活かし、望ましい生活習慣の普及にも取り組んでいる。