タバコを吸う方へ


健康と長寿につながる手軽にできる行動メニュー!
みんなで実践してみよう!
喫煙編
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食べたあとは歯みがき。
“食後のいっぷく”を変える。習慣になってしまった“食後のいっぷく”を断つコツは、タバコではなく歯ブラシをくわえること。携帯用の歯磨きセットを持ち歩き、食事のあとに限らず、吸いたくなったら歯を磨く新習慣を身につけましょう。口臭や虫歯、歯周病の予防にもなり、一石二鳥です。
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「吸いたい」と感じたら深呼吸。
そして3分待つ。禁煙を始めると、「吸いたい!」という気持ちが何度もわいてきますが、たいていは3〜5分でおさまるといわれています。そんなときはまず深呼吸をしてみよう。運転中なら、お気に入りの歌を口ずさんでみるのもおすすめです。
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目覚めたらまず洗顔。
即タバコを避ける。「朝の眠気覚ましはタバコで」というのは、からだにとって大きな負担。起きたらカーテンを開け、太陽の光を浴びて顔を洗いましょう。交感神経にスイッチが入り、気持ちもシャッキリ。大切なきょう一日を、元気に始められます。
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周囲に禁煙宣言。
支えてくれる人の力を借りる。禁煙を宣言することで、「がんばろう」という気持ちが高まり、まわりからの応援も得やすくなります。特に家族のサポートは大きな力になります。一緒に気分転換に出かけたり、頑張っている姿をほめてもらえるだけでも、前向きな気持ちが続きます。
より確実な禁煙を目指す。
医療機関に相談する。医師のサポートを受けることで、より確実な禁煙が可能です。禁煙外来に限らず、内科や循環器科、心療内科、婦人科など、さまざまな診療科でも禁煙治療が受けられます。まずは近くの医師に相談を。
がん・脳卒中・心疾患などのリスク!
喫煙の習慣の
青森県の成人の男女を合わせた喫煙率は22.1%で、全国ワースト2位。年々少しずつ減ってきているとはいえ、男性は31.7%で全国2位、女性は9.7%で全国3位という状況です。タバコの煙には、ニコチンや一酸化炭素、タールなどの発がん物質をはじめ、約250種類以上もの有害物質が含まれています。がん・心疾患・脳血管疾患などから大切ないのちを守るために、タバコと距離をおく時間を増やしましょう。
※国立がん研究センターがん情報サービス 「国民生活基礎調査による都道府県別喫煙率データ」2022年より
監修

[プロフィール]
青森県立保健大学 健康科学部 栄養学科 助教
管理栄養士
千葉 綾乃 氏
食行動などを通じた健康づくり、とくに体重管理や肥満予防に関する研究を行っている。管理栄養士としての実務経験も活かし、望ましい生活習慣の普及にも取り組んでいる。